フランス語一年、英語三年、という習得に要する月日についての話は本当だろうか。


フランス語の読みは英語ほど複雑多様で臨機応変でない、というところが一番の理由らしい。


読みの規則は最初にアルファベットとともに覚えてしまえば、あとは単語とともにすらすらと読めるようになるもの、という。


一度体験入学レッスンなるものを受けてみたときには、身近なところで店やブランド名やお菓子など日本に入ってきている輸入単語でその読みを習得するのがよい、というアドバイスだった。


わざわざフランスへ行かなくとも、映画に料理にパティシエの名前、ありとあらゆるところに実はフランス語があふれていることに、そのフランス人の講師の先生は来日して気づいたのだという。


さて、それでも数字をまずは覚えたいのが旅行の掟。


買い物にもきっと役立つであろうが、フランス語の数字の数え方はちょっと変わっている。


60までいくと60+10、60+20、60+30、と70、80、90を数えて100にたどり着く。


そんなわけで20までの数字を覚えるのはとっても大事、これこそフランスのアナログ文化の象徴か、とデジタル嫌いな一面がここにある気がするのだ。


100まで覚えなくても聞いたらわかる、程度にはまずさらっておきたい。